“JUST FOR FUN”
意味は『楽しいから、面白いから』
人生という旅をJUST FOR FUN 精神で走って欲しい!
職業 【旅人、俥夫、インフルエンサー】
ガンプ鈴木
ガンプ鈴木
本名は鈴木ゆうじ(31歳)
1990年京都で生まれ、母親と二人で暮らし、サッカー選手を目指す。2016年『リキシャーズ』を結成し、世界初となる人力車で世界一周に挑戦。アジア、オーストラリア、ヨーロッパを2年間で周る。2019年にはアメリカを横断。(ビザの関係で一時中段中)自らをガンプ鈴木と名乗り“JUST FOR FUN” の言葉に出会う。現在も日本や世界を人力車で走ってSNSなどで旅の姿を発信し、今では旅界のレジェンドとなった。今回彼が挑戦したのは
沖縄から北海道までを人力車で日本縦断
期間は3ヶ月で距離は約3000キロ
ガンプ鈴木さんはいう
旅=人生
前代未聞の彼の挑戦とその歴史に迫ります。
彼の本業は浅草で8年人力車を引くベテラン車夫
YouTuberでもあり、車夫であり、旅人であり。
『まずやってみる』真っ直ぐに生きる大切さを思い出させてくれたガンプ鈴木さん。これから話すストーリーが
あなたの『最高の人生』について考えるきっかけになってもらえたら嬉しいです。
映画「フォレストガンプ」の名言にこんな言葉があります。
『人生とはチョコレートの箱のようなもの。開けてみないと中身はわからない。』
その言葉の通り、ガンプ鈴木さんは目の前の事に全力で取り組み、一つずつ形にしていきます。
出会った人を幸せにし、助けてもらった分、恩返しをしていくのです。
映画『フォレストガンプ』をご存知でしょうか?
野心も野望も打算も下心もなく、ただその時その時の自分の人生を、バカ正直に生きた男の夢のような成功物語。この映画の主人公フォレストガンプに憧れ,ガンプ鈴木として生きる彼の人生のストーリーをお話したいと思います。
現在北海道から沖縄までを縦断しているガンプ鈴木さん。約1週間そのリアルな旅に同行しました。
日本縦断の距離は約3000km期間は3か月という限られた時間の中で一日約40キロのペースで走っています。重さ100キロ近くある人力車を押して走るだけでも鬼のような体力ですが、ガンプ鈴木さんのミッションはこれだけではないんです。
なぜ人力車で旅を始めたのか?
理由は誰も挑戦しない事をやってみたかったから。元々世界一周にいく資金を貯める為に浅草で人力車を始めたが、お客さんの気持ちを0から100に楽しませるこの仕事が楽しくて、仕事を辞めるのが勿体なかった。「人力車もやりたいけど旅もしたい。だったら同時にやろう」そんな感じで人力車で世界一周をしました。
旅を辞めたいと思ったことは?
考えたことはあった。
リキシャーズというメンバーで世界一周をしていたが、理想とのギャップから辞めていったメンバーもいて、アメリカ横断の時は一人になっていた。3000km以上続く何もない一本道で孤独を感じた時もあります。
「ここまで走り続けて何になるのだろう」と
そんな時、道で出会った日系人の人がいきなりノートを渡してくれて、「ここに出会った人の名前と連絡先を書いていけ。」って。そこには
〜Jurney with you Run with you〜
〜あなたと共に走り共に旅をする〜
と書いてありました。
それを見た時、応援してくれているみんなの想いを乗せて走っていることに気付かされました。
『何が正しいかなんて正解はない』自分の直感のままに走ろうと思った。
死を感じた時の話。
気温がマイナス10度の中で野宿をしたときはテントも寝袋もが凍ってしまい体は動かず、初めて死を感じました。朝が来てこれほど「生きてる!!」と実感した事はありません。。心に決めていることは、
どんな状況でも楽しむこと。
そしてストーリーを見てくれている日本の人たちに一緒にこのスリルを味わって欲しい。だから動画を回し続けました。
旅の間の一日はどんなスケジュールなのか?
旅の一日は早朝から。YouTubeなどの編集をします。9時ごろから走り始め、走りながら出会った人々と交流をし、人力車に乗せたり、写真を撮ったり。様々なプロジェクトに参加したり、空きがあればテレビやラジオの取材を受ける。夜は野宿スポットを探し、テントと寝袋の準備をしてようやく1日が終わります。休む暇もない鬼のようなスケジュール走るだけでも大変なのに、空いた時間は動画編集をしたり、取材のオファーは全て引き受け、地元人々のお願いにも丁寧に受け答えをしている姿を見ました。
旅のリアルを『伝える』その彼の熱意は底知れません。
発信することの意味
ガンプ鈴木さんが発信において常に意識しているのはリアルタイムで発信する事。
そこにタイムラグがあってはいけない。みんなが一緒に旅をしている気分になれるよう、台風の時も、野宿してテントが飛ばされた時もリアルタイムでの発信をしています。ガンプ鈴木さんののもとへ集まる人々はきっとエネルギーをもらいたい人が多いのではないかと感じました。今では毎日誰かしらが差し入れを持って現れ、中には1日中車で探し回って見つけてくれるフォロワーさんもいます。私は彼ほど本気で発信にこだわる人に出会った事がありません。
YouTube、TikTok、Instagram、Facebookそれぞれの媒体の良さを生かし、旅のリアルを発信する。見ている人は彼の本気の姿に心を動かされファンになっていくのです。ガンプ鈴木さんは走るパワースポットのようになり、全国から何時間もかけて探しに来る人や、一緒に走り出す人まで。たかがSNSと思われるかもしれないが、人力車の旅で5年間発信し続けた結果が今回の旅で確実に人々の心を動かしているように感じました。
その一つ一つが彼の作品であり、ファンの応援がガンプ鈴木さんの原動力になっているのです。しかし最初から上手くいってたわけではありません。YouTubeなどなんでもやってみて学び、ダメでも別のやり方でやってみる。トライアンドエラーを繰り返した結果SNSを駆使していったのです。
JUST FOR FUNブランド立ち上げ
オリジナルパーカーの販売を開始。
以前から作って欲しいとの声があり、日本縦断中にロンTとパーカーの販売を開始。これを着た皆にJUST FOR FUNの意味を知ってもらい、日本をもっと元気にしたいそんな思いが込められています。「何の為に生きているのか?」「何の為にやっているのか?」立ち止まる事もありますが、何よりも“楽しさ“を忘れてしまいそうな時があります。そんな時にこのパーカーを着て初心を思い出して欲しいです。
Tシャツからの生まれたガンプステッカーとは?
旅中に“ガンプを探せ“という企画を始めました。それは会いに来てくれた人にガンプ鈴木さんのオリジナルステッカーをプレゼントするというもの。よく見るとかわいいステッカーの肩にはウン💩が…実は北海道を旅スタートしたすぐにJUST FOR FUNのロンTに鳥のウンを落とされるという事件が発生。それから「運気が上がるステッカー」として鳥の糞が描かれたステッカーを作ることにしたようです。
人生はネタ作り
彼は起きるハプニングをポジティブに捉え、形にする事でよりファンを楽しませています。
今この瞬間もどこかで面白いストーリーが出来上がっているのでしょう。
今までの旅の資金はどうしてる?
全て貯金で賄っています。
普段は浅草で東京力車という人力車の会社に勤めているガンプ鈴木さん。歩合制の為、頑張れば頑張るほど稼げるそうです。俥夫(人力車の仕事)は「いかに自分のファンを作るか」がとても大事になってきます。トーク力ももちろんですが、自分のキャラクターをどう売り出すか。新しいネタを常に用意して毎回新鮮な話をお客さんにする為、頭を柔軟に使わなければいけない仕事です。
今回の日本縦断ではアパレルを立ち上げ売り上げを旅の資金にしています。海外に比べ、フェリーも高くないので3ヶ月30万円ほどあればいけるようです。泊まる場所は野宿。食べ物は旅先ではよく差し入れをもらう為、意外にお金がかからないそうです。
熱中KAKAWARI人力車プロジェクトとは?
今回の旅 実は【熱中小学校】という団体とコラボを実現し、走るラジオや学校を周ったりしながら日本を縦断していました。
【熱中小学校とは】
「もう一度7歳の目で世界を」というコンセプトで5年前にスタートした面白すぎる団体
全国の廃校になった校舎を使って大人が学ぶ学校を作っており、国内に16校。全国で1000人以上の生徒さんが集う大人の学校です。HPはこちら→
生徒さんはなんと10代から80代まで。地元や県外から来た人たちと世代を超えて交流ができ、会社経営者など多彩な生き方をする人を講師に招き授業を行っていました。ガンプ鈴木さんは今回7箇所の熱中小学校を周り、沢山の生徒さんと交流して周りました。
ガンプ鈴木さんからのメッセージ
JUST FOR FUN
生きていれば多くの挫折を経験するだろう。
仕事がクビになった、彼女に振られた、お金が無くなったとか。
時には「自分が生きてる意味ってなんだろう」
そんな事を考える時もあると思う。けどさ、
目の前に大きなうんちが落ちててそれを踏んで滑った人をみたら
思わず笑っちゃうと思う。
それが絶望的な状況の人だったとしても、
なんか気持ちが楽になれるはず。
JUST FOR FUNの気持ちを持っていれば
なんか面白いじゃん、って少しでもポジティブに考えられると思うんだ。
Just For Funはただ楽しいと意味ではなく、
物事の原点であり、切り替えのスイッチであり、ポジティブになれる魔法の言葉だ。
何かを始める時に
「ちょっと楽しいからやってみよう」って
日本の国民一人一人がこの精神になってくれたら、
もっと日本が元気になっていくんじゃないかなって。
ガンプ鈴木さんの人生を取材した記事はこちらです。